「元地方紙記者」の帰郷と新しい生き方を取材し考えた、共著が刊行されました!

 私が昨年来、大事なライフワークの一貫として取り組んだ共著『ローカルメディア最前線』(地平社)が刊行されました。ローカルメディアと呼ばれる現場の最新の状況を知る一冊です。

私が担当したのは9章の<帰郷者たちのローカルジャーナリズム>です。帰郷者=地方紙記者をやめて、ふるさとに帰った、そこで自らの新しい役目、使命を見出した人たちの選択、創めた仕事、現在の生き方、そして「元記者」という存在の地域での新鮮な可能性ー。

それらを、私の“戦友”である人々~地域の新しい暮らしと仲間を結ぶ『みんなでつくる中国山地』の森田一平さん、田中輝美さん(元山陰中央新報)、『NEWS KOCHI』を立ち上げた高知の依光隆明さん(元高知新聞、朝日新聞)、ZOOMの議論の場でつながる函館の中川大介さん(元北海道新聞)、青森の櫛引基夫さん(元東奥日報)、沖縄(元神戸新聞)の宮沢之祐さんとの対談、そして元河北新報の寺島は大震災など地域変貌・地方紙の現状下のローカルジャーナリストの必要などを論考でお伝えしています。

この中で私は、現役時代の記者教育の経験、震災・原発事故の現場取材を生かした、尚絅学院大学の学生と名取市閖上の被災者をつなぐ記事づくりの授業を紹介しました。被災地の大学生を新たな伝承者に育てる試みであり、文章表現に関心ある若者の可能性を伸ばす実践の記録として知ってもらえたら幸いです。それもまた、元記者の経験を教室と地域に役立てることのできる事例と考えました。
元地方紙記者の帰郷~これまでない視点のローカルジャーナリズム考、仲間たちの“新しい今”をどうぞお読みいただけたら幸いです。