体調ようやく戻る、さあ現場の取材、大学の授業、能登の支援にも

 10月は朗報があった。数年来の治療の影響で下がりっぱなしだった免疫力の目安の値が、やっと正常値の範囲に戻った。体調は回復したのに、免疫力だけは薬や食べ物、運動でも「特効」というものがない。ただただ待つほかはなかったが、思い出したように上がってくれた。ほんとうに分からないものだ。ずっと雲がかかっていたような気持ちにも晴れ間が出た。
 11月は1日から能登の被災地に行く。尚絅学院大の学生、教員の支援チームに参加し、輪島市で活動する予定だ。正月の震災の光景に衝撃を受けて10カ月、報道からも政治からも忘れられたような現地を訪ねたい―という思いがあった。
 岩沼市の被災地、玉浦地区と韓国の若者の交流を手助けしたり、能登の支援にも赴いてきた尚絅の准やっと機会が巡った。学生らと教会に泊まり3日間の活動を予定する。
 現場の作業とともに、活動を記録し大学内外に発信する役目をもらった。ローカルジャーナリストとして、出会う人びとの声を【TOHOKU360】にも大学の教室にもつなげたい。67歳の我が身の現実も忘れずに…。