レクイエム・プロジェクト仙台の演奏会が大成功! 寺島作詩の新曲「なつかしい未来へ」が初演されました

 4月10日、レクイエムプロジェクト仙台の13年目を刻む演奏会、おかげさまで大勢のお客様を日立システムズホールに迎え、盛況のうちに終わりました。聴いてくださった皆さま、ありがとうございます。
 神戸の震災を機縁に全国の大災害や戦災の地の人々と、慰霊と希望の演奏会を催しているプロジェクト主宰者、作曲家・上田益さんとの東北発2作目の合唱組曲『なつかしい未来へ』(詩は寺島)。佐賀慶子さん指揮の仙台合唱団が初演しました(私もテナーの中に…)。
 失われた命もふるさとも途切れた夢も、それを語り伝えようとする人、受け継ごうとする人がいる限り、未来へ生きてゆく。更地とコンクリートの箱の❝復興❞でなく、亡き人も今を生きる人も若者も、傷みを癒す希望も、思い出も新しい夢も共に生きる、なつかしい未来へ―。
 被災地の人びとの願いを届ける4編の組曲。上田さんの光陰鮮やかな深い音楽に彩られた、東北からの新しい歌の伝承です。(2025年4月14日)