新年のごさいさつ~自分のためにも「歌う」年に

 新年おめでとうございます。昨年はさまざまな機会のご縁ありがたく、この賀状にて感謝をお伝えいたしたく、あらためてのお付き合いをどうぞよろしくお願いします。
 おかげさまで不安のあった免疫力は人並みにほぼ戻り、健康のありがたみを感じます。2月に齢六十九ですが、今年も大学と取材の二足わらじの“現役”は続きます。
 年末から年明けは、被災地・閖上の人々を大学生が取材したの提出課題の添削・採点、マスコミュニケーション論のレポートがあります。それから3月11日に向けた取材と執筆が続きます。終わらない終われない被災地取材や、大学生を伝承者に育てる授業のように、誰かのためにできること、経験を生かせることで役に立てること、を今は仕事や活動にしています。〆切に毎日追われストレスをためた記者時代を思えば幸せといえます。
 いまは毎日に「歌」があります。40年前の記者初任地で男が足りないと「第九」を歌わされ、合唱に縁ができました。昨年は尚絅学院大の聖歌隊(高橋絵里さん指揮)で歌い、障害ある若者と音楽をするNPO「ミューズの夢」発表会で声を合わせ、年末のメサイア演奏会(佐賀慶子さん指揮)に加わりました。忙しくても、縁ができた誰かの役に立てたら、という思いは歌も同じです。
 5月3日には、作曲家上田益さんが主宰するレクイエム・プロジェクトの仙台合唱団演奏会(@電力ホール)があり、被災地で出会った人々の声から生まれた詩の2つの組曲「また逢える」「なつかしい未来へ」(上田さん作曲・寺島作詩)を「震災15年」の地から響かせます。歌で震災体験を伝承し、多くの人へつなぐ、他にない活動です。ぜひお聴きください。
 そして、今年は自分のためにも歌を始めます。やはりレクイエム・プロジェクト仙台の活動でソプラノ歌手・小野綾子さんとご縁ができ、今月24日にレッスン生発表会「CONCERT RICAMO」(@パトナ・シアターホール)に参加し、ベートーベンの歌曲やヘンデルのアリアに挑戦します。大好きな「ウィーンわが夢の街」も。テナーに生まれたのだから歌わにゃ損!という気持ちと、高校時代から敬愛する小田和正さんがライブで歌い続ける姿への共感が背中を押しました。
 「もういちど夢を追いかければいい 何度でも何度でも追いかければいい/その想いを 今 伝えればいい いつだって決して遅すぎることはない」『この街』。そんな気持ちでいます。

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