10月13日、台風19号の水害が起きた郷里・相馬に行きました。
台風一過の13日、郷里の相馬に行ってきました。実家の老親が暮らす地区は無事でしたが、前夜の台風で決壊した宇多川の水が流れ込んだ街なかは、店々の人が総出で泥かきのさなか。
私が手伝いに行ったのは、川に近い、ビートルズバンドのバンマスの同級生夫婦宅。「こんな経験初めてだ」と前夜の電話で言っていたとおり、浸水はひたひたと、あっという間に水かさ60センチに。
自宅ばかりでなく、先週に練習に行ったばかりの自前のスタジオも「泥のじゅうたん」。宝物のギターや音響機材はどうにか救ったけれど、JBLの大型スピーカーは重すぎて一部水没。
入口の泥水をかき出し、雑巾やモップでスタジオの床の泥を拭き取るつもりが、相馬市内は復旧未定の断水状態。満足に水を使えず、どこの店も家も困っています。仲間も駆けつけましたが、こびりついた泥はしぶとく、乾くとすぐまた床は元の泥の色に。長い闘いになります。
「相馬を小さなリバプールに」と、彼は4月に「中村コーヒー店」(中村は相馬の旧町名)という喫茶店を街に開き、ビートルズのライブを催しています。手塩に掛けた店は奇跡のように浸水を免れ、音楽で復興をーの夢はつながりました。清掃応援にも練習にもまた行かねば…。