5月30日、二・二六事件の連載『引き裂かれた時を越えて』の10回目が、新潮社『フォーサイト』に載りました。

弘前で出会った二・二六事件の語り部、波多江たまさんが104歳で亡くなって、まもなく1年になります。

彼女の死に背中を押され書き始めた、銃殺刑になった青森出身の青年将校の兄対馬勝雄と妹たまの物語『引き裂かれた時を越えて 「二・二六事件」に殉じた兄よ』が10回目になりました。時代は1930〜31(昭和5〜6)年。昭和恐慌下の不穏な東京に出て懸命に生きようとする妹、変わらず優しい兄は国家改造運動にのめり込み、2人を隔てる分かれ道になる満州事変も勃発します。

『分かれ道の兄妹』と題する今回で、連載はようやく五合目を越えました。新潮社「フォーサイト」にどうぞお越しください。

デイリー新潮Yahoo!ニュースにも転載されました。

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