2021年、あけましておめでとうございます!

 新年おめでとうございます。元日、田舎の相馬の海は穏やかながら、手がびりびり痺れるほどの寒さ。家に戻れば雪かきが待っている正月です。大晦日までは学生さん80人のレポート読みに追われました。大学は2年目ですが、伝えたいメッセージを受け止めてもらえた手応えがありました。
 2月には64歳になります。私なりに震災10年を考える「被災地発のジャーナリズム」(仮題)という本を出し、終わらぬ震災、原発事故の当事者の声を伝える取材・発信は人生の仕事として続けます。
 新潮社「フォーサイト」で書かせていただいている二・二六事件のノンフィクションも、まだまだ難所が続きますが、ある遺族との約束を果たすためにも完結を目指します。
 でも、それ以外の時間は、パラレルワールドのように自分の中にあった夢に使うつもりです。昔、大学に入って目標を見失っていた時、「自分は本当は歌をやりたかった」と気づいた夢でした。
 「64歳になった時、まだ僕を必要だと言ってもらえるかな」とポールが歌った年齢ですが、誰かから必要とされる、そして人生が必要とする大切なことをやっていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします!