「復興五輪」はいずこ…帰還困難区域の終わらぬ現実を新潮社「フォーサイト」で紹介しました。
震災、原発事故から10年を経てなお、住民が戻ることも日常に立ち入ることもできない場所があります。放射線量の高さから当日区分された帰還困難区域。そこに、山の幸も人の情も豊かだった福島県浪江町の津島地区があります。
住民たちは「ふるさとを返せ」を合言葉に、何の責任も問われぬままの国と東電を訴え、その判決がようやく出されます。開幕するオリンピックの当初の旗印は「復興五輪」でした。喧騒の中で被災地を忘れないで、と苦闘終わらぬ住民たちは願います。
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