尚絅学院大の「紀要」に、私の授業『当事者とつながる学びとスキル』の実践研究をまとめました!

 「大学生にローカルジャーナリズムの体験を」と続けている、尚絅学院大の授業『当事者とつながる学びとスキル』の実践を、大学の「紀要」にまとめました。題は、<当事者、そして自己と向き合い、外に伝える力を~ジャーナリズム教育の手法を教室に生かす>。その冊子版が届きました。
 地元の名取市閖上の人々の震災と古里喪失、避難生活の苦難、再生の模索ーを、他者の壁を越えて当事者とどうつながり、外への伝え手、つなぎ手になれるか?
 震災当時は幼かった学生さんが「わがこと」の視点、問題意識をもって、次の3月に向けて記事を書く―という15回の授業を3年重ねた。成果の記事も大学HPや【TOHOKU360】で紹介し、発信することの意味も考えてもらっている。
 インタビューや記事づくりのスキルも、筆者の現場記者の学び、新人教育のノウハウを伝えて。現場と教室をつなぐ学びから、一人の伝承者、ローカルジャーナリストへの目覚めのきっかけをー。そんなエッセンスを「紀要」に詰め込んだ。4年目の授業が9月後半から始まり、また新しい挑戦です。
 冊子版、関心ある方にお送りできます。どうぞご一報を。