原発汚染水の海洋放出決定をめぐる相馬の漁業者の訴えを『農業の動き』に書かせてもらいました。
農政ジャーナリストの会の行友弥さんより依頼をいただき、「農業の動き」211号に、福島第一原発の汚染水海洋放出をめぐる問題を書かせてもらいました。
コロナ禍のどさくさに紛れたような菅首相の、説明も責任表明もなき放出方針への、私の郷里・相馬地方の浜の人々の憤りの声と、そこにどんな理由があるのかーに、いま一度耳を傾けていただけたら。
現場から見えるものは、「復興五輪」の虚構と同根の、被災地と向き合わぬ政府の対応の積み重ね。祭りの興奮は束の間でも、こちらは40年続く課題。議論は終わっておらず、忘れられぬよう記していかねばと思います。