岩手・安比高原の夏 巨木のブナ林に再生のエネルギーをいただく。
どれほどの時間を生きてきたブナなのか。白樺も見たことがないほど太い。安比高原の森。大きくなった木は倒れ、あるいは伐られ、しかしその朽ちた樹体から、苔むした切り株から新しい芽が育ち、森は新しい世代を育てている。湖沼も湿原になり、枯葉に埋められ野草が広がり、満ち満ちた花の間に木が育つ。長い時間を生きる強い生命とつながって、イデアやメタファーの世界から解かれた自分と出会う。
人と人をつなぐラボ|ローカルジャーナリスト寺島英弥
どれほどの時間を生きてきたブナなのか。白樺も見たことがないほど太い。安比高原の森。大きくなった木は倒れ、あるいは伐られ、しかしその朽ちた樹体から、苔むした切り株から新しい芽が育ち、森は新しい世代を育てている。湖沼も湿原になり、枯葉に埋められ野草が広がり、満ち満ちた花の間に木が育つ。長い時間を生きる強い生命とつながって、イデアやメタファーの世界から解かれた自分と出会う。