尚絅学院大の聖歌隊がミニコンサートを催しました。チャペルに響く学生たちの歌声、お聴きください!

 名取市郊外の丘陵の上にある尚絅学院大は、緑と芝生と青空に真っ白い校舎が生え、四季を通して爽やかな風が通る。空に伸びるような白いチャペルからは、若々しい聖歌隊の歌声が流れてくる。
 指揮者は「キリスト教と音楽」を大学で教え、バロック、ルネサンスの名演奏家として活躍する歌手の高橋絵里先生。その指導で学生たちは、讃美歌をはじめ新旧多彩な歌の美しいハーモニーを学ぶ。
 筆者は二十数年前に留学した米国の大学のチャペルクアィアで歌ったことがあり、縁あって今春から月曜夕の練習に通っている(教職員のおじさんも参加可…)。
 聖歌隊は6月に、新人勧誘を兼ねた恒例のミニコンサートを昼休みに催している。以前は30余人の充実した響きで歴史を受け継いでいたが、学生が授業に通えなかったコロナ禍の数年間、活動は難しくなり、新人を迎える機会も減った。「この春からが、待ちに待った本格再開でした」と高橋さん。1年生が多いメンバーはチラシを手作りし、友人らをコンサートに誘った。
 木曜の昼休み、モダンなカテドラルの会場には大勢の学生たち、教職員が詰めかけた。練習を重ねた披露した曲は、練習を重ねた『主は私の羊飼い』、『マイバラード』、『美女と野獣』、二人デュエットの『ホール・ニューワールド』、そして全員が踊る『ジェリコ』(伴奏は飯塚由美さん)。祭壇に並んだ12人の若い歌声(うちベテラン一人?)はよく響き、最後は盛大な手拍子が起きた。
 「限られた時間での練習、久しぶりにみんながそろっての本番。それでもよく歌えていたし、何より楽しそうなのがよかった」と高橋さん。ミニコンサートの次回は7月8日。今年のさらなる本番、一番の目標は12月8日(日)のクリスマスコンサートだ。たくさんの聴衆をチャペルに迎えて楽しんでもらえるよう、聖歌隊に新しい仲間たちが増えるといいな!