コロナ明けの水揚げを阻む三陸・牡鹿半島のホヤの貝毒禍と、震災以来の苦闘が続く漁師の思いを新潮社「フォーサイト」に書きました。
9年前の東日本震災の津波、原発の汚染水に端を発する韓国の禁輸と大市場喪失…。幾つも難題を背負いながら、特産のホヤを養殖する牡鹿半島の人々の喜びはいつも、4年もかかる成育を待った水揚げの瞬間です。
ホヤは今が豊潤な旬。「コロナ明け」の出荷を目指した漁師たちを落胆させたのが、予期せぬ、記録にもない貝毒の発生と水揚げ、出荷の自粛。それが5月半ばから続きます。先週の検査はクリアしましたが、先の見通しはまだ開けません。
ホヤ水揚げ復活から取材の縁を重ねる、本場鮫浦湾で奮闘する阿部誠二さん。仲間と挑んできた販路開拓への新たな難題、晴れぬ霧のようなホヤとの未来と向き合う漁師の思いをお伝えします。新潮社「フォーサイト」=「コロナ禍」に「貝毒」三陸「ホヤ漁師」先の見えない「深い霧」=にお立ち寄りください。 デイリー新潮、Yahoo!ニュースにも転載されました。