仙台の雑誌「りらく」に、「二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて」の書評が載りました。
仙台発の月刊情報誌「りらく」に、拙著「二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて 青年将校・対馬勝雄と妹たま」(ヘウレーカ)の書評が載りました。執筆者は志村光男さん。
津軽出身の勝雄は〈故郷の小作農が貧困に喘ぐ姿を目の当たりにし、腐敗する政党政治への憤怒が抑え難く、「昭和維新」を合言葉に青年将校たちが訴える国家改造運動へとのめり込んでいった〉。
妹たまは、銃殺された〈「兄の全てを記憶する」という使命を自らの人生に課したように〉ノートに記し、104歳の死まで兄の「語り部」となった。そんな二人を引き裂いた、1936年2月の知られざる物語。「りらく」をめくってみてください。