人生のひと休み、冬ごもりをしました

節目というのは、後になって気づくものだけれど、二月になれば還暦+五才。これから何をやろうか、考えるよいしおになった。生老病死の行方をそれぞれに背負う人たちの心ばえに触れ、思いもしなかった学びをし、何よりも人生は、人の縁で編まれているものだと深く感じ入った。仕事の焦りという病気からもやっと解かれ、ブルックナーの途方もない聴き比べをしたり、私本太平記の厚い文庫本をめくったり。夜明けの空と街景色を毎朝眺めた、冬ごもりもおしまい!