3月刊行の『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅』の書評が、河北新報読書面「東北の本棚」で紹介されました。

 この3月11日に出版しました『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅』の書評が、29日の河北新報読書面で紹介されました。
 〈亡きわが子よ 悲傷もまた愛〉の副題のように、11年前の大津波で、福島第一原発事故の苦難の中で、わが子を亡くした親たちのそれからを見つめ、記させてもらった心の声に満ちた本です。
 当事者たちの思いに書評子は寄り添い、変わりゆく被災地の風景に消えることないよう、丹念に伝えてくれました。地元紙の、というより、今の担い手たちに「被災地発」のスピリットが変わらず受け継がれ、共感してもらえたことに感動して読ませてもらいました。
 作曲家・上田益さんが筆者の詩に曲を編んだ合唱組曲『また逢える~命の日々かさねて』(8月28日、仙台でのレクイエム・プロジェクト演奏会で再演・全音楽譜出版)の原作にも当たります。
 仙台の「荒蝦夷」より刊行の一冊、ぜひお読みいただけましたら。