『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅』の書評が、雑誌「りらく」6月号と「日本古書通信」に載りました。

 仙台の雑誌「りらく」6月号に、拙著『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅〜亡きわが子よ 悲傷もまた愛』(荒蝦夷刊)の書評が載りました。
 〈ただ一度のアポイントの電話や面会で取材を許されるものでなく、すべきものでもなく、それぞれに信頼の関係を重ねて初めて、心の奥底の痛みを語ってもらえた〉という本書の振り返りを、書評子の志村光男さんは取り上げ、「遺族に寄り添わねば決してできない」取材もあると書いてくださった。
 さらに、懸命に日々を生きる中で「地雷」のように遺族を傷つけ、痛手を与える言葉や報道、ネット社会の歪み、政治家の発言などを書評子は指摘し、「いつの間に、日本人は寄り添う心を失ってしまったのだろうか」と綴りました。
 もう一つは、荒蝦夷よりいただいた「日本古書通信」6月号の書評。政治や行政の「復興」スローガンや「震災10年」記念日報道の陰で、「震災とは何を喪うものかを伝えたい」との思い、「信頼関係を築いて心を開いて話してもらうには相当な努力と期間が必要だったはず」との経緯を汲み取ってもらえた。いずれも、ローカルジャーナリストの存在理由を認めてもらえた言葉と受け止めました。