10月22日、尚絅学院大の実践講座で、受講生と名取市閖上を取材しました。
10月22日、尚絅学院大で2年目になった実践講座「当事者とつながる学びとスキル~3月11日に向けて記事を書こう」の現地取材で、受講生と地元名取市の閖上へ。
11年前の津波被災の跡に生まれた新しい街の自治会長、長沼俊幸さん。古里の思い出のよすがもない広大な空地に、「さびしいと思うようになった。それも震災なのだろう」と語った。そして―。
「昔からの町はなくなったが、残った仲間とまた一緒に生活を再建できれば、復興と思っていた。でも多くの仲間が他の土地に去り、私にとっての復興は消えた。
あれから、『復興』という言葉を何万回と耳にした。私は機会あるごとに『復興って何ですか?』と尋ねてきたが、答えられた人は今まで一人もいない」