二・二六事件から93年。青森出身の青年将校・対馬勝雄の生涯を知ってください。拙著のご紹介です!
2月26日は、昭和11(1931)年の大雪の早朝の二・二六事件から93年。そのよすがを今の日常に見つけるのは難しく、思いを馳せる人も少ないでしょう。でも、その当事者と出会ったのは四半世紀前の弘前。波多江たまさんという女性でした。その兄、青森出身の対馬勝雄が青年将校として事件の首謀者の一人として銃殺された後、「兄の真実を明かしたい」と、3年前、104歳で亡くなるまで、事件の最後の語り部として生きました。たまさんが語った兄の生と死の軌跡、そして彼女の生涯を綴ったのが、この本です。津軽生まれの青年将校がなぜ「昭和維新」を叫び決起したのか、戦前の東北はどんな風景だったのか、ぜひ、この本を通して知っていただけたら。
二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて 青年将校・対馬勝雄と妹たま | 寺島英弥「人と人をつなぐラボ」 (terashimahideya.com)