東北文化学園大の今期最終授業に、河北新報の安倍さん、法政大の藤代さんが参加してくれました!

 東北文化学園大(仙台)でのマスコミュニケーション論も1月14日が今期最終の授業。編集局長時代から毎年ゲストで来ていただく河北新報役員の安倍樹さんと、「地方紙の過去、現在、未来~ウェブ時代の生き方」 をテーマに質疑を交わした。
 筆者の記者時代、長年仕事を共にした安倍さんは今、デジタル戦略を担う。全国の新聞が年々読者を減らし、またSNSが影響力を広げた昨年の都知事選、兵庫県知事選の後、新聞やテレビが❝オールドメディア❞と称される中、地方紙はこれからどう生きるのかー。
 「新聞を知らない」世代の受講生たちに安倍さんは、100年を超える歴史や、200人もの記者の取材・執筆から、紙面づくりとチェック、印刷まで、大勢の人が携わる、私たちの日常とリアルにつながるニュースメディアであることを紹介した。東日本大震災以後、東北の人びとの問いを発し続け、さらに身近な「問題解決」のメディアを目指すという。
 途中、50人の受講生全員からカードで質問を募り、安倍さんに可能な限り応えてもらった。「ローカルな問題の解決のために働く新聞を大切にしたい」、「多様になったメディアの中で新聞の役割を知った」、「出所不明な情報やフェイクが多い中、事実だけを掘り起こす新聞の記者の存在を心強く思った」、「読んでみたくなった。紙から形は変わっても残り続けてほしい」といった意見が多数。安倍さんの誠実に対話し伝える姿勢が若者たちに共感され、ポジティブなコミュニケーションの場になった。
 この日は、法政大でメディア社会論を教える友人の藤代裕之さんが取材のために教室を訪れ、授業後は3人で仙台駅前に移って、実りと刺激のある意見交換ができた(写真も藤代さん)。