大船渡の山林大火、津波被災地の度重なる苦難に心は痛み…

 静かになった大学の講師室に三日通って3月11日への長い原稿を書いた。その間も気をもんだのが、大船渡からの大きな山林火災のニュース。震災取材以来の縁ある人がおり、避難所に親御さんと入り無事とのメッセージに安堵したが、火はいまだ鎮まらない。
 震災後、魚介を産直してきた知人は、風向きが幸いして被害を免れているそうだが、電話の声は疲れきっていた。
 家々も肉親もなくし、避難所で支え合って再起し生きる地域に、3月11日を前になぜまた、こんな理不尽な災害が…。今は現地にとても近づけないという。状況が落ち着くのを待って親しい人たちを訪ねたい。