震災の日々を走ってくれた愛車シビック、感謝の御用納め

2010年の秋からほぼ15年、20万キロ近くを駆けてくれたフィットとのお別れ。初登場のハイブリッドが、ガソリン不足の震災下の足となって、被災地となった郷里の相馬や飯舘村などの取材先を往復してくれた。もとより運転下手な私は車のオーナーではなく、数え切れぬほど傷つけてしまったが、最後の物損のお相手が偶然、大学の先輩という不思議な縁もつないでくれた。
 お別れの前日、地元の熊野那智神社で感謝のご祈祷をしてもらった。猫と同じく、家族になってくれた愛車は永遠なり。