共著「ローカルメディア最前線」(地平社)が2月3日に刊行、ぜひお読みください!

 共著『ローカルメディア最前線』(地平社)が2月3日に刊行されます。新聞の危機、メディアの混沌を背景に、地方発ジャーナリズムの最新状況と可能性を多角的に報告します。河北新報記者を40年、今もローカルジャーナリストの活動をする筆者の役目だろうと執筆に参加しました。
 担当したのは7章『帰郷者たちのローカルジャーナリズム』。長く温めたこれまでにない主題であり、ぜひお読みいただきたい。登場するのは、地方紙記者の同志と敬愛し交流してきた仲間たちの「それから」の歩みと活動です。
 地方の新しい暮らしを掘り起こす『みんなでつくる中国山地』を継続発刊している森田一平さん、田中輝美さん、高知のニュースサイト「NEWS KOCHI」を運営している依光隆明さん、筆者も参加するZOOMの語らいの場「東北炉端談義」の仲間、函館の中川大介さん、青森の櫛引素夫さん、神戸そして沖縄の宮沢之祐さん。そしてシビックジャーナリズムを経て東日本大震災・原発事故で「ふるさと」に目覚め、今も模索が続く筆者自身も。。
 それぞれにどんな経験をし、何がきっかけで新聞を離れて今があり、どんな活動を見出し地域とつながり、どんな発信の形を創りだしているのかー。それを筆者が取材し、小論考、現地ルポ、インタビュー、座談会の形で、何よりも地方に生きる元記者たちの生の姿と声、思いを伝えさせてもらいました。
 取材し書き伝える熟練のスキル、地元の暮らしに根差した深い経験とつながり。それらを備えた元地方紙記者が創りだす仕事と生き方は、異なる状況・課題を抱えた場にあって実に多様多彩です。組織を離れ一人で飛び込むことで、当事者たちの問題解決に役立つ発信者となり、地域の活動の頼りになる仲間となる。帰郷者たちのローカルジャーナリズムの可能性は無限であり、あらためて仲間たちへ共感と敬意、誇りを抱きました。
 元地方紙記者にも第二幕あり、新たな参加を期待します。