新潮社「フォーサイト」連載『引き裂かれた時を越えて』の13回が掲載されました!
二・二六事件で銃殺刑となった青森出身の青年将校の「なぜ」をたどる連載の13回です。
満州事変の戦塵の中で、彼が夢見たものは穏やかな「農」の暮らしでした。
しかし、懐かしい古里は昭和恐慌後の貧困と小作争議に揺れ、満州もまた幻夢であり、農村出の部下たちは後憂を抱いて倒れ、残る往き場所はもはや…。書いて哀しさのわき上がる章でした。
新潮社「フォーサイト」連載『引き裂かれた時を越えて――「二・二六事件」に殉じた兄よ(13)戦塵のかなた見果てぬ夢』にお立ち寄りください。デイリー新潮にも転載されました!