震災から10年、「風評」に打ち克った福島・新地町のリンゴ農家の記事です。
東日本大震災の後、取材に通ったリンゴ農家が福島県浜通りの北端、新知町にあります。親子二代で開拓した評判の良いリンゴは、当時、原発事故の風評にさらされ、全量廃棄にも追い込まれました。
苦境から再起し、10年後の今は「あの頃がウソのよう、震災前と変わらない」。支えたのは、風評の中で農園主の誠実な努力を信じ、励まし、買い続けてくれた地元のお客さんたちとの絆でした。
人と人をつなぐラボ|ローカルジャーナリスト寺島英弥