ほこりをかぶったベースギター、震災後12年の眠りからよみがえる

震災前から12年余の間、忘れていたベースギターが、ほこりの中から日の目を見た。ずっしり重いFender Japan製。古巣の新聞社の先輩、佐藤和文さんがバンマス/ドラマーだった職場バンドで、仲間の山野公寛くんが米国製のMusicmanのベースを購入し、それまでの愛用の品を貸与してくれた。ああ、なんて申し訳ない…。

まずは弦を張替えたいが、楽器は鳴らさねば意味がない。ただ私はまるで下手なベーシストだった。ポールになりたいと弾いて歌ったら、「リズムがめちゃめちゃ。どっちかにしろ!」と和文さんからスティックを投げられた。さて、どうしたものか。ネコに相談してみる。