福島県沖地震で相馬市の文化財級の民家が全壊、主の思いを取材しました。

 3月16日の福島県沖地震。最大震度の揺れに襲われた相馬市で、新たな傷ましい被災を取材しました。
 元武家屋敷の深い木立に隠れた築90年近い「昭和モダン」の瀟洒な家。旧藩主を客に迎えたという大玄関が、無残に崩れ落ち、家屋は傾きました。
 東日本大震災も乗り越えた文化財級の家の思わぬ運命。日本画家である家主は、しかし、解体を嘆くことなく、「文化の遺産をこれからの相馬に生かせたら」と前を向き、仲間を募ります。
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