震災前の記憶の長面(石巻)は、穏やかな人々、暮らしや四季とともに生き続ける、読む人の心にも―。尚絅学院大生の企画「大学生が記録する震災」最終回、小説のような味わいです!

 石巻の長面、ご存じですか? 北上川河口(追波湾)にある長面浦は、仙台雑煮の味に欠かせぬ焼きハゼの名産地で知られ、海水浴もにぎわう風光明媚な地域でした。が、東日本大震災の津波で長面の集落は流され、跡に広大な農地が造成されました。
 尚絅学院大生たちの企画【大学生が記録する震災】の最終回は長面。和やかな人々と暮らし、美しい四季、そして震災の日の記憶を克明に追想した記事です。小説の味わいもあり、悲しくも、長面は書き手の記憶に、読んだ人にも存在し続ける、語り伝えることが生かし続けること、とつづられます。「TOHOKU360」でお読みください!