「日産」をめぐるニュースに思ったこと

 かみさんが長年乗った車を替える時かと、あれこれ検討していた中で、「販売店の方たちはどう思っているんだろう」と漏らしたのが、日産のこと。ニュースから現場の声は全くと言っていいほど聞こえてこない。
 今週、モーニングショーに元朝日で日産ウォッチャーの井上久男さん出て、今の状況は、一握りの役員たちが保身のために行った最悪の選択、フジテレビと同じ状況、とズバッと言っていた。全国紙やNHKなど「表」のメディアからは見えない、分かりやすい話だった。
 歴史上の清やロシア帝政、大戦末の日本など、危機に体制維持の保身の悪手を重ねて自らを滅ぼした例を思い起こさせた。
 長く書かせてもらった新潮社の「フォーサイト」から、3月11日に向けて原稿を依頼された。「時がたっても『定点観測』してくれるので、変わりゆくもの、変わらないもの、変えざるをえないもの、変えられないものが分かる」と言ってもらえた。
 井上さんはゴーン登場のスクープから25年、日産を取材し、そのインサイドからの話はyoutubeから流れてくる。「表」のメディアがもっと伝えてくれないと、この国の危機が何なのか、いつまでもわからないのではと感じた。