終わらぬ3月11日、帰還困難区域・浪江町津島の人々の「ふるさとを返せ裁判」を新潮社フォーサイトに書きました!

みなさん、今も帰還困難区域があることを知っていますか? きょう3月11日で福島第一原発事故の発生から14年になりますが、被災地となった福島の浜通りで現在も居住、立ち入りを制限された場所が、7市町村にまたがる計約300平方キロも。そこに浪江町津島地区があります。
 私が取材で通う津島の人々は今も避難生活を強いられながら、「ふるさとを返せ」と住民の半数が原告となって国、東電を訴え、全域を責任を以て除染することを求めて、現在、仙台高裁で闘っています。
 山あいの里で「代々の住民が新しい開拓の民を受け入れ、差別なく助け合ってつくった村。それが先祖たちの立派さ、心意気だった」という深い絆で、狭い田畑を大事に暮らし、自然の幸を分かち合ってきた人々。原発事故によって「生きるための誇り、自尊心の源、人として生まれ育った根幹そのものを断ち切られた」と、土地に根差した本来の暮らしを取り戻そうと訴えます。
 高裁では年内に結審の見通しの裁判で、住民たちが何を語ってきたのか、福島の帰還困難区域で今、何が起きているのかー新潮社「フォーサイト」でぜひ、お読みください。

原発事故から14年、「帰還困難区域」浪江町津島の住民が裁判で訴え続ける「ふるさとを返せ」:寺島英弥 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト