開沼博さん企画の取材ツアーから第3弾は、原発事故被災地・富岡町の「記憶のミュージアム」です。お読みください!

 3月11日のために書いたもう一本の、私的にも印象深い記事が載りました。原発事故被災地の福島県富岡町にある「とみおかアーカイブ・ミュージアム」の物語。社会学者・開沼博さん主宰の取材ツアーに参加した際に訪れました。
 何が、他の博物館、資料館と違う印象深さだったのか? それは、ここが「町の記憶を、それぞれの人につなぎとめる」ミュージアムだから。原発事故で全町避難した町々の住民の帰還率は、濃淡はあっても悲しいほど。更地になり、もだんな箱モノ施設が建つ風景に、自分のふるさとを見失う「アイデンティティー・クライシス」(あるいはロス)が、多くの人の心に空洞を…。
 そのことに誰よりも早く危機感を共有し、放射線の危険の中、ふるさとの記憶の遺産の救出に奔走したのが、町々の学芸員たちでした。そんな物語を書きました。【TOHOKU360 】でお読みください!